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愚かな民よ
人として
長い間更新を行っていなかった、いや、この国の未来を考えると、書けなかった。 これほど、酷い時代があっただろうか。富める者はより富み、貧しき者はどん底へ落される。 凄惨な事件が頻発し、人々の心は荒み、身体は疲弊している。 国の舵取りをする者たちが不正に走り、小役人は保身に走り。正しいことを叫べば貶められ。 こんな酷い国になってしまったのは、この国に生きる民たちの無関心。己の身に火の粉が降りかからなければそれで安堵している愚かな民。 こんな酷い仕打ちに何も異議を唱えないのか。 これ... -
免許証返納を考える
人として
高齢ドライバーの事故が続いている。 横浜での事故、87歳という高齢にもかかわらず3年間有効の免許証を交付されていた。 事故前日の朝に家を出て、どこを走ったのか分からないというのは、「自動車という凶器」を制御できる状態ではないと思える。現場近くの防犯カメラ映像にも、他の車より早い速度で通り過ぎる姿が残されている。その後は制動を行うことなく前車に突っ込んでいるのである。 被害に遭った子供、まさかこの朝に人生を終えるなどとは思っていなかっただろう。怪我を負わされた子供の心の傷を考え... -
終戦記念日に寄せて
人として
71回目の終戦記念日、巷はリオデジャネイロオリンピックに浮かれ、この日に関連した番組も少ない。日本という国が愚かな争いを、その狂気がようやく終わりを告げた日。今では当時の様子を語る人も少なくなり、悲惨な出来事が歴史の中に埋もれようとしている。だからこそ、二度と過ちを繰り返さないように、この平和を失わないように見守らなければならない。 わたしの母は満蒙開拓団として外地に居た。一度だけ、終戦当時の話をきいたことがある。わたしはまだ幼く、その話を現実のものとして感じることが出来な... -
切なすぎて
人として
今日、さいたま地裁で、去年11月、クルマで川へ入り両親と心中を図った女性に対する判決が言い渡された。「人を殺してはいけない」ということは分かっている。ただ、今回の事件の経緯を見れば、したり顔で被告女性を責めることは出来ない。8年の求刑に対して4年の実刑。殺人と自殺ほう助、その罪状ならばもっと重い刑に処されるはず。情状酌量されているのはわかるが、わたしが予想していた執行猶予判決は無理だったのだろう。 この事件を最初に聞いたとき、わたしはとても切ない想いに捉われた。家計を支えて... -
偏執者(ヘンシツシャ)
人として
歌で生きていこうとしていた若い女性が偏執者によって生を閉ざされるかもしれない。言葉では尽くせないほど痛ましい事件が起きてしまった。何の落ち度もない被害者に、身勝手な妄想を抱いた一人の男。その過程は分からないでもないが、それ程まで執拗に想いを抱くことは、理性を持った人間としては理解できないことである。 「地下アイドル」という言葉に違和感を覚える。地下=アンダーグラウンド=アングラ、わたしたちの世代は、それは猥雑なものであったり、世間から眉を顰められるものであると捉える。この言... -
今の日本は「さもしい」
人として
「さもしい」とは、「心がきたなくいやしい・あさましい」とある。この国や自治体の長たる人たちに対しても、「さもしい」と感じてしまう。東京都知事の会見を見ても屁理屈を正当化しようと苦しい言い訳を続ける。 「やっちゃったこと」は仕方ないのだからグタグタ言わずに謝罪すればいい。 「間違えでした」と金を返せば済むのなら、スーパーで万引きして見つかっても、その場で払えば許されるということ。 人の上に立つ人たちならば、自ら正しい行為を心がけるのが当然ではないだろうか。 日本人の「さもしさ」... -
安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから
人として
アメリカ合衆国、オバマ大統領がヒロシマを訪れることが決まった。広島市の平和記念公園、原爆ドームを正面に見る碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」と刻まれている。 昨日の報道を見ていて感じた。 戦勝国が行った蛮行はすべて正当化されると。 安倍首相に記者が、アメリカ合衆国の責任問題について問いかけたが、彼はその問を無視した。 一瞬にして多くの命を奪う原子爆弾。いくら戦争を終結させるためとは言え、無慈悲な兵器の使用は人として許されない。 当時、軍国主義に狂ったこの国... -
運転免許証返納を考える
人として
歩道を暴走したり、トンネルで正面衝突したりと交通事故の報道が多い。連休で政治や企業の動きが少ないからなのか、テレビをつける度に目にする。わたしも一人の運転免許を与えられた人間として他人事ではないと考える。 今の運転免許制度は「取り難く取り上げられ難い」。つまり一度取得してしまえば、余程のことが無い限り剥奪されることがない。 少し前になるが、整形外科の待合室でこんな会話を耳にした。 「あんた免許の更新した?」 「うん、あの自動車学校で実地試験したとき、ちょっと擦ったけどなんとも... -
「わたしが法律だ」的な人たち
人として
先日、いつものように<スーパーで水を貰っている時。わたしが機械にボトルをセットして離れた直後、70代後半らしい男性が来て、わたしの横の機械から満水になったボトルを取り出そうとしていた女性に向かって「ちゃんと入口と出口を守れよ」と呟いた。女性は「何なのこのオッサン」的な顔で去った。 わたしのボトルが満水になったとき、そのオッサンの前を通って出口側から機械に近づいて回収した。彼はわたしに何も言わなかった。いい歳して金髪に近い(茶髪ではなく金色)わたしはヤバいオッサンに見えたの... -
酒に甘い国、ニッポン
人として
246で壮絶な事故が起こった、いや、事故というより「酒がらみの犯罪」と言っても過言ではない。パトカーに追われ、無謀な速度でクルマという凶器で、ただそこに通りかかっただけのタクシー運転手を死に追いやった。その犯罪行為の後でも往生際悪く、足を引きずってまで逃げ出す。人を殺しても、「運転という業務上」殺人罪には問われず、遺族としては到底納得できない「危険運転致死傷罪」でしか裁くことができない。 その危険運転致死傷罪にあっても、構成要件を満たすことができない事例も多い。 この国は本...
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