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少子高齢化を憂うのはわかるけど
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大阪の中学校、校長が女子生徒に向けて「女性は2人以上生むこと」と「自論」をぶちまけた。キャリアなんて子供が育った後に求めればいいのだとの言葉に、現実を見ていない人だと感じた。 子供を2人以上、ま、以上という単語が入っているから間違いとは言えないが、各々の夫婦が2人の子供を育てても人口は増えない。わたしが若い頃に勤めていた会社の上司(他部署だったが)は「子供は3人以上生まないと人口は増えないんだよ」といつも言っていた。当時は雇用機会均等法もなく、新卒の女性は結婚と同時に退職す... -
資格と資質
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介護施設の職員が入所者をベランダから突き落とす、信じられないようなショッキングなニュースに言葉を失う。救急救命士の資格を持つ彼に、どうしてこのような残虐な行為が出来たのか。 資格、公の機関が認めた「お墨付き」。人生をゲームに例えるなら、勝ち抜くためのアイテムを手にしたようなものである。 川崎市の施設に勤めていた彼は人命救助の資格を持っていた。その彼が人命を故意に奪うということは、常識では信じられないことである。 報道によって、徐々に彼の人となりが公開されてきた。 大人しい、目... -
バレンタインデーとチョコレート
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昨日はバレンタインデー、独り者のオッサンにチョコレートをあげようなどと慈悲に満ちた方など身近にいるはずもなく。この日本独特の、ガラパゴス的イベントにも動じなくなってきた、慣れとは恐ろしいものだ。 まだ真面目なサラリーマンだった頃、バレンタインデーはデスクの引き出しが義理チョコで賑やかになる日だった。日本中がバブル景気に踊り狂い、各支店の取りまとめをしていたわたしのところには社内便で華やかな包みがいっぱい届いた。端っから義理だと分かっているから、自宅へ持ち帰っても何ら疑われる... -
台湾のマンション
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台湾で大きな地震が発生した、明らかに「手抜き」と思われるマンションが倒壊した。周りの建物に殆ど被害が見られない状況だから、この建物だけに瑕疵があったことは明らかだ。 数年前、台湾の友人のところに何度も遊びに行っていた。余裕でもあれば台湾に「別荘」があればなどと夢のようなことを思ったりもした。台湾では日本以上に不動産の動きが活発である。友人のポストにも毎日チラシが撒かれていた。 台湾だから安いんだろうと思ったら、それは大きな間違いであった。 元々、九州ほどの面積しかない「国」な... -
国民の祝日と国旗掲揚
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自宅から飯能駅まで散歩を兼ねて歩いた。今日は国民の祝日、成人の日だが、玄関先に国旗を出している家が一軒も無かった。わたしが子供のころ、実家では必ず玄関に掲げていたのだが。「旗日、はたび」と言いながら喜び勇んで箱から出していた記憶がある。 では自分はどうなのか?と言われれば、安いアパートでの一人住まいを口実に国旗すら持っていない。いつからだろう、一般家庭で掲揚しなくなったのは。最近では近所の目が気になるのだろうか。日の丸を掲げれば右寄り、右翼の関係者ではないかと疑われることを... -
年のはじめに
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去年末から年始にかけて、いつもの年とは違うことをしてみた。一人暮らしのわたしの年越しはテレビ相手に文句を言ってみたり、大笑いするくらいのもの。おせちもなく、普段と変わらない食生活。家族で過ごす正月の記憶は遠いものになっている。 12月30日、忘年会を兼ねて数人の友人と多国籍料理屋で飲んだ。日ごろ飲まないわたしだが、飲み放題のポスターにつられて燃えてしまった。グラスワインを何杯も重ねるうちに記憶が無くなった、気分が悪くなって夢遊病者のようにお店のトイレに駆け込んだ。酒を飲んで... -
Merry Christmas !
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雑煮のような宗教観を持つこの国にあって、少しでもキリスト者らしくあろうと色々考える。とは言え転居を繰り返すうちに所属教会とも疎遠になり、聖日にあっても礼拝をサボり続けている。 クリスマスになると、この歳になってもワクワクする。 「サンタクロースって本当にいるの?」と定番の問いに「いるよ」と真顔で応える。 プレゼントを、真っ赤な衣装で配り歩く恰幅のいい老齢の男性だけがサンタクロースではない。商業ベースで作り上げられた偶像、「商品」という目に見えるモノではなく、目には見えないもの... -
夫婦別姓とマイナンバー
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最高裁の判決で夫婦別姓が否定されたことで思う。この国には未だに「男尊女卑」が根底に流れているのだと。先進国と呼ばれる中でも日本だけが「夫婦同姓」を強制している。それがあたかも正しいことのように国民に刷り込まれている。 夫婦同姓は絆を深める、とか離婚に抵抗がなくなるから増えるとか言う反対派の人もいる。その他にも家が崩壊するとかの意見も聞く。 では、家とは何?と問いたい。 古典芸能や茶道の家元でなければ、そんなもの必要ないと思う。その家に縛られて一生を過ごすなんてのはクダラナイ。... -
ニイタカヤマノボレ一二〇八
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12月8日、今日は何の日?と問われてすぐに回答出来る人が少なくなってきてる。今日はこの国が大きな過ちへと動き出した日、無謀とも思える大国を相手に戦争を始めた日。 終戦(敗戦)から70年も経つのだから、その記憶を持つ人も減り、惨状が語り継がれる機会も減っている。今日、各局のニュースでも殆ど報道されていない。 「ニイタカヤマノボレ一二〇八」という暗号で伝えられた先制攻撃。新高山とは当時日本の統治下にあった台湾の山の名前、今では玉山と呼ばれている。先ほど、若い友人と電話で話してた... -
自分なりの終わり方
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わたしがまだ若かった頃は思いもしなかったが、最近、色々考えてしまう。 昔なら「人生50年」、既に期限切れの歳を迎えて、経年変化による体力の低下、細かい文字も見えなくなっている。 流石に50年以上生きてきただけあって、押入などの収納場所は満杯。さて、この荷物をどうしようと考えてしまう。 このままだと没後整理の人たちに迷惑をかけることは明らかである。 わたしの終の棲家は、多分賃貸物件。ならば荷物のために大きな物件を探すのではなく、より狭いところに住まう。当然、不要なものを切り捨て...
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